パピルプラスの新商品『クリアバルキー』~嵩高微塗工マット~

印刷用紙の販売をしていく中で、身近なものなのに意外と手に入らないものがあります。

  • 新聞用紙
  • 『少年ジャンプ』や『少年マガジン』などに使われているコミック用紙
  • 教科書用紙

これら3つの印刷物は基本的には大量に高速で印刷するため、その用紙を手に入れようとすると、ロール状の用紙(イメージはトイレットペーパーの大きいもの)で何千m分も注文しないといけません。
ですので、いずれも「白紙で、平判で、500枚くらいで……」などと思って手に入れようとしても難しいものなのです。
 
そこで今回ご紹介したい商品は『クリアバルキー』。
もともと国語や理科などの教科書の本文用紙として使用されていたこの用紙が、2018年4月21日より東京洋紙協同組合のパピルプラスブランドに加わり、平判、小ロットに対応できるよう発売されることになりました。

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 仕様と特徴

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厚みは、60.0g/㎡(71μ)と70.0g/㎡(82μ)の2種類。
サイズ・流れ目は、四六判T目とA判T・Y目がラインナップされています。
 
教科書にどんな紙が使われていたかなんて、遠い昔のことなので覚えてはいませんよねぇ。
当時の感覚を思い出すと「教科書の本文用紙だからといって特に普通の用紙と変わらなかったのでは……」と思っていたら、意外や意外、かなり機能性に優れていることがわかりました。
   

①読みやすい

教科書の本文用紙ですから当たり前ですね。
色味は目が疲れにくいナチュラルな白さを採用。
また、ナチュラル色の用紙はモノクロの写真が映えます。

②丈夫
クリアバルキーは中質紙をベースにした塗工紙。
上質紙ベースの塗工紙に比べ、長い繊維を使用するため、強度のある用紙となっています。
教科書は基本的に1年間使用しますからね。丈夫でないと。

③軽くてしなやか
嵩高に仕上げているので、厚みのわりに軽く、
ページがめくりやすいしなやかな用紙になっています。

 

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 用途(書籍や雑誌以外で)

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さてさて、こんなに機能的に優れた用紙であっても、最初から「教科書の本文用紙です」と言ってしまうと、書籍や雑誌以外の他の使用方法が思いつかない……(汗)
で、勿論、そんなことはありませんし、パンフレットにも「使い方は無限大」と書かれていますので、これら機能が活かせる使用方法を私なりに考えてみました。

A)DM用紙(軽さと不透明度を活かして)
70.0g/㎡をA4サイズにすると1枚あたり約 4.5g
長3封筒(約6g)に4枚まで82円(~25g)で郵送できます。
(同じ厚みで81.4g/㎡のマット紙ではA4サイズ3枚まで)

B)包装紙(しなやかさと強度を活かして)
近頃はカラー印刷の光沢のある包装紙に73.3g/㎡や79.1g/㎡のコート紙が使用されることが多くなりました。
クリアバルキーも塗工紙なので印刷は綺麗に仕上がります。
実際に箱を包んでみたのですが、しなやかさがあるので通常のコート紙より包み易く感じました。
↓梱包素人の私でもパッと見た感じ、きれいに包めました。

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石からできた紙【ストーンペーパー】

近頃、国内においてストーンペーパー(石から抽出した無機鉱物粉末から作られた紙)と同じコンセプトのシートが生産されているという話を、各メディアなどでよく見かけるようになりました。


弊社でも、”そのシート”がメディアに取り上げられるたびに、ストーンペーパーに関するお問い合わせの件数が増えており、「人のふんどしで…」ではないですが、ありがたいことだなぁ~と……。


と、感心している場合ではないですね。(笑)

ちゃんと情報発信しなくては!
ということで、今回は、ストーンペーパーについてお話します。

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ストーンペーパーって何?

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そもそも、ストーンペーパーとは何か? 
誕生のきっかけは、1990年頃の台湾の台南市で<ポリ袋製造 機械メーカー>を経営する台湾龍盟(タイワンロンミン)の梁(リャン)氏が、

「豊富で安価で白色度の高い資源である『石灰石』を主原料とする」ことで
 ①環境性が高い
 ②紙とポリの中間的性質を持つ
 ③従来の合成紙より安価
という「新素材」を創りたい

と発想したことでした。

しかし、開発をはじめたものの道のりは困難を極め、失敗の連続。
特に「石灰石の含有量を60%以上にし、可能な限り100%に近づけること」と「印刷用紙並みに薄くすること」が非常に困難だったそうです。会社を資金的な窮地に何度も何度も追い込んでしまい、一時は家族とも離散せざるを得ない状況にもなったそうです。
まさに、「人に歴史あり」、「ファミリーヒストリー」、「プロジェクトX」。(ちょっと古いか……) しかし、梁氏の不屈の精神と何人もの投資家たちによって、そんな窮地から抜け出すことができ、2003年になってようやく試作品が完成しました。
その後も改良に改良を重ね2006年。17年の歳月を費やして、ついに「ストーンペーパー」の生産体制が完成し、世に産声を上げました。

当初は台南市の工場で月1,000t規模の生産からスタートし、その後2013年に中国の遼寧省にて、現地の石炭関連企業との合弁会社「瀋煤龍盟(センメイロンミン)」を設立。台南市の約10倍の生産能力に相当する月産10,000t体制を築き、龍盟のメイン工場として稼働し始め、現在では台湾以外の全世界へストーンペーパーが供給される至っています。

  

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石からどうやってストーンペーパーを作るの?

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では、石からどうやってストーンペーパーを作るのでしょうか?

まず、炭酸カルシウムとHDPE(高密度ポリエチレン)でペレットを作り、それを溶かすことによって、ストーンペーパーの種を作ります。
その種からストーンペーパーに成型するまでの製造工程は、
 

  ①インフレーション(風船)成型
  ②Tダイ(押出し)成型


と2通りありますので、それぞれご説明します。

①のインフレーション成型は、ストーンペーパーの種を成型機から押し出し、下から空気を吹き込み、風船を膨らますようなイメージです。装置が安価で製品が柔らかく仕上がりますが、厚薄の差が出やすいという特徴があります。50~200μの比較的薄いシートのグレードで採用される成型方法です。

②のTダイ成型は、板をチューブから押し出すようなイメージです。装置は高価ですが、シートが硬く仕上がり、厚薄の差も出にくいという特長があります。250~700μの厚いシートのグレードで採用される成型方法です。

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2017年下半期直木賞受賞作品『銀河鉄道の父』、ノミネート作品『ふたご』の用紙

書籍用紙のトレンドを探る『知ってる? あの本の紙』シリーズ。今回はその第3弾。

年も明けて1月16日 第158回芥川賞と直木賞の発表が行われました。
受賞者のみなさま、おめでとうございます!

今回の直木賞では、四人組バンド「SEKAI NO OWARI」でピアノを担当するSaoriこと藤崎彩織さんの小説『ふたご』も直木賞にノミネートされ、大変注目されていました。
惜しくも藤崎彩織さんは受賞とはなりませんでしたが、話題性があり、書店の話題の本のコーナーでは黄色いカバーの華やかさがひと際目立っていましたね。

ちなみに直木賞は、財団法人日本文学振興会が運営する文学賞で、正式には直木三十五賞。年2回選考会が行われ、下半期はその年の6月から11月までに出版されている書籍で、中堅作家によるエンターテインメント作品の単行本(長編小説もしくは短編集)が対象となります。

さて、各賞出揃ったところで書店へ向かい、どんな用紙で本を作り上げたかさっそく吟味させていただきました。
まだ、芥川賞の『百年泥』は書店に並んでいなかったので、今回は直木賞受賞の『銀河鉄道の父』と、先ほど触れたノミネート作品の『ふたご』について見ていきましょう。

 

■158回直木三十五賞(直木賞) 門井慶喜(かどい・よしのぶ)著『銀河鉄道の父』

カバー: ラフグロス
帯      : ラフグロス
表 紙: 7TS-1 S-3
見返し: OKミューズきらら パープル
扉  : OKミューズきらら パープル

見返しと扉で使用された「OKミューズきらら パープル」。

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『page2018』出展! 東京洋紙協同組合『パピルプラス』のご紹介

印刷・紙業界の方々なら誰もが知っている「印刷メディアビジネスの総合イベント『page2018』」が今年も開催されます。

 【開催概要】
    開催期間: 2018年2月7日(水)〜9日(金)
    場  所 :池袋サンシャイン

        コンベンションセンター
    主  催 :公益社団法人日本印刷技術協会

これまで弊社は、(株)シオザワ単独ブースで2015~2017年に3年連続で出展し、また同時に、2017年は東京洋紙協同組合の一員としても組合ブースの出展に協力して参りました。
さて今年は?
考えあって弊社単独での出展はいたしませんが、東京洋紙協同組合は出展いたしますので、弊社も組合の一員として引き続き組合ブースの出展に協力して参ります。

ということで、『page2018』の開催も近づいてきたことですし、今回は東京洋紙協同組合のPRを兼ねて組合のブランド品『パピルプラス』をご紹介したいと思います。

  

■『パピルプラス』とは

まず始めに、東京洋紙協同組合の説明を簡単にしておきます。
設立は、1960(S35)年6月。東京都にある紙卸商6社が集まって組織しました。
中小企業等組合法に基づく事業協同組合で、共同事業として、オリジナル商品(紙)の開発と育成を行っています。特殊紙を専門に取り扱い、国内で有数の販売組織として知られています。過去に東京都より2度モデル組合の指定を受けています。現在は組合員8社、取扱商品33銘柄になっています。

そしてその取扱商品33銘柄の総称が『パピルプラス』なのです。

ではその『パピルプラス』。
まずはネーミングについて触れておきます。
カタカナで「パピルプラス」、英語表記では「PAPYRU+」。
これってどんな意味? 何となくわかちゃいますかね?
紙の起源である古代エジプトの「パピルス」に、未来へ向けてプラスαの提案をする「プラス」を組み合わせて『パピルプラス』と名付けました。
いにしえと未来をつなぎ合わせるなんて、ちょっとステキでしょ?!
ちなみに声に出して「パピルプラス」と言ってみてください、破裂音が3回も出てきて6文字なので、ちょっと言いづらかったりしませんか……。(特に飲酒した時など。笑)
なので、人によっては「パピプラ」なんて言ったりもします。

  

■『パピルプラス』商品群

全33銘柄をカテゴリー別に分けると以下のようになります。

 

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紙の「流れ目」 知ってます?

「紙」
書いたり折ったり拭いたり。
紙って身近なもので、普段何気なく使っていますよね。

弊社シオザワでは、今年5月にお客様の若手社員の皆様を対象に、第7回ペーパースクールを開催いたしました。紙のいろはの「いろ…」辺りまではお伝えできたのではと思っています。
ありがたいことに、皆様からご好評をいただき、「またやってください」との声もいただいておりますので、そのご期待に少しでもお応えすべく、今回はそのペーパースクールの内容をちょこっと公開させていただきます!

本日お話するのは、紙の「流れ目」についてです。
流れ目?ナニソレ?
そう思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

皆さんがよくお使いになる筆記用紙、書籍用紙などの紙には、上の図のような2種類の「繊維の流れる方向」が見られます。
これを「流れ目」と言います。なぜそのような方向が出来るのか、簡単にご紹介いたします。

  

まずは最初に、ざ~っくり紙の製造(紙を製造することを抄造、又は抄紙と言います)方法から……

①    木を細かく砕いて木の繊維であるパルプ(つまりは繊維)を取り出す
②    パルプを水と一緒に平たく伸ばす
③    水分を抜き、乾かしたら出来上がり!

以上、なんとなくイメージが湧きましたでしょうか?
「流れ目」はこの抄紙段階で出来ます。
言葉だけですとなかなか分かりづらいので下の図をご用意しました。

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「純白ロール」のウラ・オモテ

「純白ロール」と聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?

「おいしそうな、ふわふわの生クリームのロールケーキ!」
でしょうか?
ん~、食べたい!

では、同じことを紙屋さんに訊いてみてください。

なんと「あ~、あの紙ね」と答えが返ってくるのです。(アンビリーバボー!)

紙屋なら誰もが知っている紙「純白ロール」。
今日はこの美味しそうな紙(笑)をご紹介したいと思います。
  

純白ロールってどんな紙?

【特徴1】オモテ・ウラのちがい

ご家庭のプリンターでよく使う「普通紙」や、本や手帳に使われている紙は、表も裏も同じさらっとした質感ですよね。
でも、「純白ロール」は違うんです。オモテは「つるつる」、ウラは「ざらざら」。表裏で手触りの違う面白い紙なんです。

例えば、昔ながらの“日めくりカレンダー”にもこの紙が使われています。カレンダーが印刷されている面はつるつるで、ウラ面はざらざらしています。最近は見かけることが少なくなってしまいましたが、日めくりカレンダーを使ったことがある方ならわかるはずです。毎朝めくるのが楽しかったり、休みの前の日は「金赤」が透けて見えて嬉しかったり……。“モノ”としての手触りや質感、重なりの美しさを味わえるのは、紙ならではです。

「最近めくってないなあ…」と思っていたところ、先日こんなノートに出会いました。
その名も「日めくりノート」。純白ロールを用紙として使ったノートです。紙が薄いから、ページもたくさん。オモテとウラで質感がちがうので、書き味も違います。日めくりならではの「透け感」も楽しめます。いつもと違うノートにメモしていたら、なにか違うことがひらめきそう…?
気になる方はこちら。全国の文具店などで購入できます。http://www.365series.net/

  

【特徴2】繊維とグループ
表裏の”目に見える特徴”の他にも、”目には見えにくい”ところで普通の紙との違いもあります。
それは、「繊維の長さ」です。パルプ(紙の素材)の中でも長い繊維のものを使用しているので、普通の紙よりも強いという特徴があります。
そして「純白ロール」は、この”強さ”故に、用紙のグループ分けをしたときに「包装用紙」というグループに入ります。呼び名は可憐なイメージなのに、用途は包装用紙なんです。
包装用紙というと、その代表格に御存知の「クラフト紙」があります。「クラフト紙」も繊維が長く、破れにくいため様々な梱包に使われています。紙の色は、漂泊していない茶色のものが多いため、実用的な梱包やナチュラルなイメージのラッピングなどで多く見られます。
これに対して「純白ロール」は、その名の通り、真っ白。漂白パルプを使用しており、紙の肌は白銀のよう。実際の商品名も、「白銀」や「白夜」などと、真っ白な光景をイメージさせる名前がついていたり、また、「はまゆう」という、きれいな白い花の名前がついているものもあります。

「真っ白な」「包装用紙」なので、贈答用の包装紙にもたくさん使われています。クラフト紙と違って紙の色に影響されずきれいに印刷できるため、全面に印刷をかければ、破れにくいオリジナルの包装紙になるのです!

例えば、洋菓子屋さんが包装紙を作りたいと相談にみえたとしましょう。「つやつやできれいな包装紙を作りたい!」
そんな時は「純白ロール」。オモテの平滑な面に印刷をかけて、つやつやのオリジナルの包装紙を提案できます。

今度は和菓子屋さんが包装紙を作りたいと相談にみえました。「和風な質感でしっとりした包装紙を作りたい」
そんな時も「純白ロール」。ウラのざらざらした面に印刷をかけて、風合いのあるマットな仕上がりの包装紙を提案できます。

このように、「印刷+オモテorウラ」の工夫でこんなに表情が変わるのです。
弊社でも先日、ある企業様がお配りになる和菓子系のノベルティの包装紙として、「和風のデザイン+ウラのざらざら面に印刷」で実際に製作しました。和のデザインをただ印刷するだけではなく、手に取った時のざらっとした落ち着いた紙の質感が「和」の雰囲気をより引き立たせていました。

紙の活かし方は、使う人次第で広がります。
イメージに合わせた紙、質感、用途に合った適性。
「こんなことをしたいんだけど、それに合う紙ってあるのかな?」といった疑問や、「この紙を使ってこんなことをしたいんだけど、適性はあるのかな?」といったご質問も、是非紙屋さんに訊いてみていただけたらと思います。

きっと答えがみつかるはずです。
  
  

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紙にもこんなに凄い技術が! 注目、ノーカーボン紙

 

ゴルフクラブを握ってまもなく10年になる私。未だにトップやダフり、シャンクなどが多く、「参ったな~」とラウンド中にぼやくことしきり……。なかなかスコアが安定しません。
いや~、ゴルフって難しいですね~。

ま、ぼやいてばかりもいられないので、少しでも上達したいとの思いから、近頃、練習場で或るアイデアグッズを使用しています。その名は「インパクトマーカー」(もしくは「ショットセンサー」)
この特殊なシールをクラブヘッドに貼ると、ボールが当たったところに痕跡が残り、ボールがクラブヘッドのどこに当たったのか一目でわかるのです。

写真は(恥ずかしながら)私が実際に打った痕跡です。
球の位置がバラついていますねぇ……。これじゃあ、いいスコアが出ないですよね。ある意味、納得……(涙)

  
それにしても、このシール、不思議ではありませんか?
見た目には普段使っているコピー用紙と変わりませんし、特に色が付いているわけでもないのに、ボールが当たったところだけに色が付くって……。

圧がかかったところに色が付く……。

これ、何だかカーボン紙みたいじゃありませんか?
筆圧で下の紙に文字が写るっていう、ご存知のあれです。いわゆる複写用紙です。

  

一昔前ですと、「複写」と言えば、黒や青の「カーボン紙」という特殊な用紙を、複写したい紙の上に置いて加圧して複写したり、また、その発展形として、上用紙の裏面にすでに黒や青のカーボンが塗布されている用紙(画像参照)を使って複写をしていました。(このカーボン塗布済みの複写用紙は今でもまだよく使われています)

で、これは一昔前の複写用紙のお話。
現在世の中に多く出回っているのは、更に進化した形。カーボンがなくても圧をかけると複写できる、その名も「ノーカーボン紙」。いわゆる感圧紙です。(カーボンがないからって、”ノーカーボン紙”と言ってしまうのも、ちょっと安直すぎるというか…、違和感ありますが…笑)

手許にノーカーボン紙がありましたので、ちょっとデモンストレーションしますね。
コピー用紙と同じように見える紙なのに、3枚重ねて一番上の紙に文字を書くと……。
あら不思議! 書いた文字や線が2枚目、3枚目にも写っています。

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424兆円の紙? MICR用紙のご紹介

 

1年間で424兆円。

いったいこれは何の金額でしょうか?

「35億!」なら知ってるって?
いえ、そっちじゃないんです。
「424兆円」となると日常感覚とはだいぶかけ離れた大きな金額で、ちょっとわかりませんよねぇ……。

これ実は、1年間に日本国内で行われた小切手振出・手形交換高(2016年)なのです。

日本には様々な形の支払方法がありまして、小切手や手形と呼ばれる有価証券を用いる支払方法もあります。小切手と手形は利便性や安全性に優れており、高額な支払が行われる企業間で使われることが多いです。
これらは最終的には銀行等に集められ、相互に銀行間で交換しあうのですが、金額ベースにすると年間424兆円にのぼるということです。
  

さて、これだけ金額の大きな話になると、悪用や詐欺等に利用されてしまうことがあります。

2002年に公開された「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」という映画では、レオナルド・ディカプリオが演じた主人公のフランク・W・アバグネイルは大胆不敵な詐欺師として描かれていましたが、実は実在の人物であり、作中と同じように小切手の偽造などの詐欺事件を繰り返し、5年間で40億円もの大金を不正に得ていました。(本作品では、主人公の好敵手がトム・ハンクスという豪華なキャスティングです!)
アメリカでは、アバグネイル氏が偽造小切手を銀行に持込んで換金を繰り返していたため、事件発覚後、本物の小切手の換金が一時困難になるほどの影響が出たそうです。

いや~、手形や小切手は市中に出回るだけに、もしそれが偽造となると影響が大きいですよね。社会が大混乱してしまいます。

と言うことで、それを防止するために、実は現在は小切手や手形にはある工夫が施されているのです。
現在、日本で流通する小切手や手形の大半は紙でできていますが、これ、ただの紙ではないんです。「MICR用紙」という特別な紙が使われているんです。(知ってました?)

MICRとは「磁気インク文字認識」(Magnetic Ink Character Recognition)の略で、鉄を含んだ磁気インクで印字された文字を読み取る技術であり、小切手・手形のほとんどすべてに使われています。
MICR技術を使うことにより、発行元が特定できるため偽造や不正利用の抑止につながり、また銀行間の小切手や手形の交換処理も迅速に行うことができるのです。

このようにMICRは、とても有効な技術なのですが、一方で、MICRで印刷するには、高度に品質管理された専用の紙「MICR用紙」であることが求められます。
機械が誤って認識してしまえば、小切手・手形の金額が違うなど重大なミスにつながってしまうため、この用紙は誤認識が起きないよう不純物を徹底的に除去し、また機械が読み取りやすいよう加工が施された高機能紙なのです。

年間424兆円のほとんどが、高機能な紙「MICR用紙」を使うことで成立しているなんて……。
紙を通じての「安全な社会への貢献」と言えるのかもしれませんね。
紙に関わる者として、ちょっぴり誇らしかったりして……。
  
  

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2017年上半期『芥川賞』・『直木賞』受賞作品の紙

 

書籍で使用されている用紙をご紹介する記事も、これが2回目。
前回の記事(『騎士団長殺し』の用紙/2017年上半期書籍に使用された紙 2017/08/04)が好評(?!)だったことを受けて、この度めでたくシリーズ化が決定!
その名も『知ってる? あの本の紙』シリーズ。
今後、不定期ながらも、ちょこちょこご紹介していきますね。よろしくお願いしま~す。

 

 

さてと、では本日の1冊目。

 

■村田沙耶香著『コンビニ人間』

 

先日、とある学校に伺ったところ、

「祝 村田沙耶香さん 芥川賞受賞」の横断幕がありました。

2016年上半期に『コンビニ人間』で受賞された村田沙耶香さんの出身校だったのですね。

ということで、私としてはご縁を感じてしまい、早速この本の用紙を調べてみました。

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水に強い!耐水紙 雨のゴルフで力を発揮!

今年の夏は雨が多かったですね 東京でも21日連続で雨が観測されたりと……。
ずーっと降りっぱなしで傘が手放せないというわけではないのですが、曇り空でどこからともなく雨雲が湧き出すという、すっかりおなじみの「ゲリラ雨」というパターンでした。

それにしても、最近の天気予報は精度が素晴らしい!
昔は”あてにならない代名詞”で、「お前の言っていることは天気予報みたいだな…」なんていう言葉を耳にしたものでした。「あてにならない」ことを揶揄して言っているわけですね。「天気予報=ネガティブイメージ」でした。
それが今では、「都心方面は15時頃からゲリラ雨の注意が必要ですが30分程で収まります」と言い切っちゃいますから。どうです、このピンポイントな言いようは。昔が”予測”なら、これぞ”予報”。これを可能にしてしまうスーパーコンピュータってすごいですね!(やはり世界一番を目指さないといけませんね!)

というわけで、懐に優しいのに名門コースでプレーができる夏ゴルフ! 
(突然の話題ワープですみません。。。雨ネタとからませます。冷汗)

ゴルフ好きの私は…、
勿論、やりました。
今年の夏は雨が多かったせいで―猛暑日よりはいいですが―クラブを拭いたり、カッパを着たりと、普段よりやることが増えて面倒くさく感じました。
スコアカードも雨に濡れてぐしょぐしょになったりと……。「ユポで作ったスコアカードだったらよかったのに……。そう言えば最近見なくなったなぁ」なんて思い出しましたよ。(某王子ホテル系のゴルフコースは使ってましたけどね。)

そんなこんなで、ここからが本題。
紙屋のサイトらしく、今日は「水濡れに強い紙(耐水紙)」をご紹介します。
雨のシーンで、屋外イベントで、災害現場で、プールで、お風呂で……。あれこれ想像してみてください。実は用途範囲は広いのです! 勿論、雨の日のゴルフでも力を発揮します。

  

【ユポ®】
以前このサイトでもご紹介しましたが選挙の投票用紙にも使われている、あれです(関連記事:「選挙の投票用紙」2017.07.07)。 
PP(ポリプロピレン)でできている合成紙で水に強く、雨に濡れてもへっちゃらです(もちろん鉛筆とも相性がいいです)。ちなみに、オフセット印刷にも相性が良いので選挙ポスターでもよく使われてますよ。
来たる選挙では、是非気にしてみてくださいね。
詳しくはユポ・コーポレーションのサイトでご確認ください。

【シナップス】
これもこのサイトで以前ご紹介しています。(関連記事:「オンデマンド印刷機をお持ちの方へ、耳より情報! 合成紙シナップス」2017.05.17
こちらはPET(ポリエステル)でできている合成紙です。高温になるオンデマンド印刷機でも対応できるのが特徴です。
スコアカードでは見たことがありませんが、オンデマンド印刷に対応しているので、お客様の名前を前もって印刷しておいたり、パーソナルな情報を事前に印刷できるので、アイデア次第でいろいろな使い方が出来ますね!

【オーパー(OPER)】
こちらは紙にポリオレフィレン系樹脂で紙をはさんだ三層構造をしている紙です。
オフセット印刷専用です。コピー機やレーザープリンターなどのオンデマンド印刷には適しませんのでご注意ください。
詳しくは日本製紙パピリア(株)サイトでご確認ください。

【OKレインガード】
ベース紙の両面に撥水加工を施している紙です。オフセット印刷はもちろん、レーザープリンターなどトナー使用のオンデマンド印刷にも対応しています。
(※撥水:水を弾く加工のこと。水が玉になり表面をコロコロ転がり落ちます)
詳しくは王子エフテックス(株) のサイトでご確認ください。

【耐水耐油紙ポエムS】
耐水耐油加工を施した機能紙です。オフセット印刷(UV印刷推奨)はもちろん、カラーレーザープリンターなどのオンデマンド印刷にも対応しています。
詳しくは北越紀州製紙(株)サイトでご確認ください。

こうしてみると、結構色々な耐水紙がありますね~。(これで全てを網羅しているわけではありません)
同じ耐水性のある紙でも使用用途や条件などによって、使える紙が変わってきますので簿注意ください。勿論ご相談いただければ、私どもでより最適な用紙をご提案いたします。
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。

  

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紙製の鍋は燃えない?! ――ふぐ鍋に見る紙の神わざ

ちょっと間が空いてしまいましたが、

2017年の7月25日は何の日?

――土用の丑の日!

ウナギを食べた人も、食べなかった人も、「そもそも気にしてなかったよ」など様々な人がいたことと思います。

日本には昔から、土用の丑の日になるとウナギを食べる風習があります。
ウナギの旬は本来冬ですが、季節外れの夏でもウナギが売れるようにと、江戸時代の発明家として知られる、平賀源内がキャッチコピーとして「土用の丑の日にはウナギを食べる」と広めたところ、現在までに続くようになったと一説では言われています。


さて、7月25日(※暦に従うので毎年違います)は土用の丑の日でしたが、他にも食べ物にちなんだ日があります。
例えば2月9日。さて、何の日でしょうか?

数字の語呂合わせで2(に)、9(く)で、肉の日を想像したかもしれませんが、実は2月9日は「フグの日」なんです。(ちなみに、11月29日が「いい肉の日」として認知されていますね)

フグで有名な山口県下関では、「フグ」の読み方を、縁起が良いようにと「ふく」(福)と呼んでおり、下関ふく連盟が、2月9日が2(ふ)、9(く)と読めるとこから、この日を「ふくの日」として制定しました。

さて、たまたまこの前とあるフグ料理屋さんに行く機会がありました。
その時、ふぐの鍋(てっちり)を頼んだのですが、普通の鉄製ではなく鍋が紙製で、長時間煮ていてもまったく問題なく使えていることに驚きました。

しかし、よく考えると不思議です。

紙は水と火に弱く、火にかければメラメラ燃えますし、水につければ濡れて使えなくなります。
「なのに何で?!」

こうした疑問から調べていくと、「紙の鍋だからこそ」といった理由がみつかりました。
大阪・梅田にあるフグ料理専門店「梅田ふぐ乃介」さんによると、利点として3つあげていました。

 ①紙の繊維がアクをとり、食べている最中でもアクを取らなくて済む
 ②紙なので処分が楽で、使い捨てで衛生的
 ③見た目がよく食欲が上がる

こうした利点は従来の鍋にはない利点です。
「梅田梅田ふぐ乃介」さんのサイトでは、更に詳しい解説が載っていますので、ご興味のある方はコチラまで → https://ameblo.jp/umeda-fugunosuke/entry-12201297196.html >


近年、人口減少やペーパーレス化など様々な変化の中で紙の消費量が減り、紙業界にとっては厳しい状況が続いています。その一方で、高機能で、新たな付加価値を持った紙の開発や製品化が進み、紙の新しい可能性が広がっているのも事実です。
紙鍋のように、紙の特性を活かした紙製品は、今後も次々に生まれていくことと思います。

これからも、日常生活にある一風変わった紙製品や、高機能な紙製品を見かけましたら、また皆様にご紹介したいと思います。

 

 

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知ってる? 名刺の厚さ

ダイヤルゲージ
ダイヤルゲージ

入社ン十年、そこそこ長い間、「紙」という素材に携わってきましたが、最近、名刺に使う紙についてのお問い合わせが多くなっているような気がします。
オンデマンド印刷機(プロダクションプリンター等)が、これまで紙との係わりが少なかった企業や個人にも広く導入されていることが要因の一つかもしれません。

その中でも、特に紙の「厚さ」についての質問が少なくありません。
お問い合わせに対しては、これまでの実績や経験をもとにお答えをしておりましたが、日頃いただいている各社様の名刺が、実際どのくらいの厚さなのかを確認したことがなかったので、今回、まとめて測定してみることにしました。

測る! どうやって?
あるのです。手軽に紙の厚さを測る機器が。
今回は、当社で良く使われているダイヤル式の機器で測ることにしました。

ちなみに、オフィス内で良く見かける素材を測ってみると
・コピー用紙が0.09mm、年賀はがきが0.23mm、
Campusノートの表紙が0.27mm、日経新聞が0.06mm。
新聞紙は、薄くてもコシがあり丈夫です。大きな新聞を細長く折ることで、狭い
電車の中でも気軽に読むことができるのは、その特徴のお陰かもしれません。
(車内で新聞を読んでいる人が、めっきり少なってしまいましたが・・・)

名刺はこれまでいただいた中から、無作為に選びました。
その数、60枚。
製紙、複写機、印刷、鉄道、生保、銀行、テレビ局、通信、コンサルタント、病院、ガス、スポーツ関係など、業種は様々です。

さてさて、結果は!・・・
測った名刺の中で、最も薄かった名刺が 0.18mm、で6社、
対して、最も厚かった名刺が0.31mmで、2社、でした。
それぞれの厚さの枚数は、下記の通りです。
紙の規格(米坪)としては、186.1g/㎡ ~ 256.0g/㎡といったところです。

 

名刺の厚さ(60枚無作為抽出したもの)
名刺の厚さ(60枚無作為抽出したもの)
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『騎士団長殺し』の用紙(2017年上半期書籍に使用された紙)

紙の販売に長く携わっていると、自分が取り扱っている商品が世の中でどんな使われ方をしているか気になるものです。名刺、パンフレット、中吊り広告など、目についたものは触って、「なるほど、こんな用紙を使っているのか」とか「この用紙をこんな使い方をするのか…」などと思ったりしながら、銘柄や品種の特定を勝手にしてしまう……。まぁ、一種の職業病のみたいなものですね。

 

そんな私が今回ご紹介したいのは『書籍用紙』。
書籍には様々な用紙が使用されているのです。特にハードカバーの書籍となると、カバー、表紙、帯、見返し、扉には特徴のある用紙が使用されていることが多く、本の内容に合わせたり、新商品や意外な商品を使用したり、と大変興味深いものです。
           
もちろん特徴のある印刷加工で表現する場合もありますが、紙選びも装丁家(ブックデザイナー)の腕の見せどころです。

と言うわけで今回は、2017年上半期書籍ランキング上位の本に使用された特殊用紙について、気になったものをご紹介いたします。

 

■村上春樹著『騎士団長殺し:第1部 顕れるイデア編』、『騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編』

個人的には、上半期最も驚かせてくれた書籍で、村上春樹さんの最新作。いったいどんな用紙を使用しているのか楽しみにしていました。(内容じゃなくてご免なさい!ハルキさん)
本を開いた瞬間、「シブイ…」と思わずつぶやいてしまった2冊です。   

見返しと扉に使用されたのが「ジャンフェルト」
色は扉に<絹>、
「第1部 顕れるイデア編」の見返しに<濃松葉>、
「第2部 遷ろうメタファー編」には<ぶどう>が使用されています。

1997年に発売されたジャンフェルト。紙のサンプル帳でもしばしば目にしていた私にとっては、さほど珍しい用紙ではありませんでしたが、深みの強い色味を使用しているのに加え、どっしりと構えたエンボス感が落ち着いた大人の演出をしていると思いました。

 

■佐藤愛子著『九十歳。何がめでたい』
          
表紙は「OKミューズコットン/りんどう」
見返しに「モフル/シトロン」
扉に「ポルカレイド/そば」が使用されています。

優しいエンボスと柔らかなレモン色の見返しがとても印象的でした。
最近、ヨーロッパの用紙に触れる機会があり、日本の用紙に比べてボサっとしていて、白い紙と言いながらも1枚のどこかしらに黒いチリが混じっている。いい意味で人間的なラフな雰囲気のある印象を受けました。
そんな雰囲気にレイド模様を加えたのが「ポルカレイド」。
思えば表紙に使用された1959年発売の「OKミューズコット」ンもレイド模様。
2012年発売の「ポルカレイド」と合わせ、新旧レイド模様の用紙を共演させている一冊としてご紹介させて頂きました。(これぞ、マニアな視点ですね。笑)

本の内容だけでなく、装丁にもご興味をお持ち頂けましたでしょうか。
今後も身の回りで使用されている用紙について注目し、また皆様にご紹介していきたいと思っています。
それではまた!

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剣道と紙の深~イ関係

はじめまして!
㈱シオザワ ソリューション開発部の中西と申します。
私ごとですが、私は3歳から剣道を始め今年で剣道歴30年を迎えました(笑)
会社に置き換えて考えると、今から30年って、定年を超える年数なんですね……。つまりは、結構な剣歴となったということです。。。
ま、こういう私ですので、記事を書くとなれば、やはり「剣」。
そうです、今回は紙と剣道に関する面白話をご紹介しようと思います。
長く剣道を続けてきた私も、シオザワに入社してから知った意外な紙と剣道の繋がりがあるのです。

 

剣道と紙ってどこで繋がるの??

実は、剣道で使用する防具と紙に深~イ関係があるのです。
剣道の防具とは、鎧兜のような体を保護する役目を負い、「面」「小手」「胴」「垂」の4種類で構成されています。今回はその中でも「胴」についてのお話です。
「胴」とは読んで字のごとく、体の胴体部分を保護する防具のパーツです。
面と並んで体の中央部分に装備することに加え、大きいのでとても目立ちます。
よって、防具の中でも花形の部位と言えるでしょう。
では、実際に胴の現物写真をご覧いただきましょう!

こちらは実際に私が使用している胴の写真です。
 
なんとなーく見た事ありますかね??
「あー、これを胴と呼ぶのか!」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
中央の茶色い部分の事を、胴の中でも「胴台」と呼ぶのですが
なんと…なんとなんと!この胴台部分の素材が…
紙なんですっ!!

 

紙で作る防具の謎…

剣道のような激しい格闘技の防具に紙素材が使われているなんて驚きですよね!
どうやって紙で防具を作るのか…気になりますよね!

この胴の素材で使用される紙は正式には「バルカナイズドファーバー」と呼ばれる素材で
丈夫な紙をいくつも貼り合わせて圧縮し、樹脂で固める製法によって作られているんです。

ここで、製作途中の胴台部分だけの写真をご覧ください。
左が表面、右が裏面の写真になります。


この胴台に胸のパーツを組み合わせて胴が完成します。

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FSC®認証マーク付き印刷物を作りたい!

「FSC」と聞いて皆様は何を思い浮かべますか?

――富士見町スポーツクラブ? 船橋サッカークラブ? 何だろう……

紙屋に訊いてみてください。
誰もが迷うことなくこう答えるはずです。「森林認証でしょ」と。
紙屋にとってはそれほどにこのアルファベット3文字は馴染みが深いのです。

ということで、今日のお題は「FSC認証」。
まずはFSC認証とは何かを簡単に説明したいと思います。

■FSC森林認証
 FSCは世界中に広がり、森林認証には適切に森林を管理する「森林管理の認証」【FM認証】と、認証森林の林産物を材料とした製品(木材や家具製品、紙、本などの印刷物など)であることを認証する【CoC認証】の2つがあります。

■CoC認証(Chain of Custody)システム
 認証を受けた管理森林から生産された木材が、加工・流通工程で森林認証を受けていない他の木材製品と混ざることなく、明確に区別された上で管理されていることを検証し、そのことが審査機関から認められると認証が発効されます。基本的に生産・加工・流通のすべての段階で所有権が移転(普通の経済行為、売買など)した先の企業が認証を取得する流れになっており、これが末端までチェーンのように連なることからChain of Custody(管理の連鎖)と呼ばれています。
 そのため、全ての中間事業者が認証を受け、かつ認証基準に沿った運用を行っていることが必要ですので、認証を受けていない事業者が1社でも存在しているとCoC認証は成立しませんし、FSC認証のトレードマーク(フリーツリーマーク)やFSC認証などの文言は使えなくなります(万が一そのような状況で、マークや文言使用することは重大な不適合要件になります)。

 

■FSCのヴィジョンとミッション
 FSCジャパンのホームページには、その理念と使命についてこう表明されています。(以下「FSCジャパン」のHPより抜粋)
『FSCは、将来世代の権利や需要を損なうことなく現在の世代の社会的、環境的、経済的な権利や需要を満たすことをビジョン(理念)とし、環境保全の点から見ても適切で、社会的な利益にかない、経済的にも継続可能な森林管理を世界に広めることをミッション(使命)としています。』

と、まあ、崇高な理念の元に世界的に展開している大きなムーブメントになりつつあるわけです。
詳しくは「FSCジャパンのHP」をご覧ください。

 近年では特にCSR活動の一環として注目を集めるようになってきています。事実、企業の年次報告書、CSRレポート、カレンダーなどにFSC®トレードマークが印刷されているのをよく見かるようになりました。(某シアトル系コーヒーショップの紙袋やホームセンターに置かれている木材などにも。)
企業の社会に対する姿勢を表現する上で、わかりやすいひとつのツールになっていると言っていいでしょう。

■FSC認証のトレードマーク付きの印刷物を作りたい!
 もし「FSC認証のトレードマーク付きの印刷物を作りたい」というご希望がありましたら、是非当社にご相談ください。
 先ほど「CoC認証システム」のところで述べましたが、FSC認証を取得するには「全ての中間事業者が認証を受け、かつ認証基準に沿った運用を行っていることが必要」となります。これが案外とハードルが高いのです。
 印刷物を作るとなれば、紙を製造している製紙会社は勿論のこと、その紙(FSC認証紙)を流通する私ども紙の商社も、そして印刷を施す印刷会社も全てFSC認証を取得済みの企業でないとなりません。
勿論私どもシオザワはFSC認証企業ですし、紙の取り扱いから印刷物の製作まで全てに対応できます。
「FSC認証紙ってどんなのがあるの?」
「お任せしたら、業務に携わる企業全てをFSC認証企業で揃えられるの?」
など、アレコレと確認したい事項もあるかと思います。
是非、お気軽に当社にお問い合わせください。
丁寧にご説明させていただきます!

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選挙の投票用紙

先日(7月2日)に行われた東京都議会議員選挙。
結果は、都民ファーストの会の圧勝に終わりました。(自民党の大敗とも言えますが……)

「でしょ!」と思った方、「マジか?!」と思った方、それぞれにいらっしゃったことと思います。どちらにしても「より良い東京」が築かれるよう、しっかりと行政を運営していってもらいたいものです。

さて……、
と言ったところで、今日のお題は「選挙」。
紙屋からみる選挙についてのプチ情報を書いてみようと思います。

「選挙と紙」と聞いて皆様は何を連想されますか?

――ポスター、パンフレット……。

ですよね。かなりの量ですものね。
あの類いは、立候補者それぞれで製作していますので、使っている紙も自ら選べますし、勿論、印刷する内容は個々に違っています。

その一方で、全ての有権者に、同じ紙で提供されている物もあるのです。
お気づきですか?

そうです、投票用紙!
「選挙」という一連のイベントの中で唯一(?)全て同じ紙が使われているのです。全国の全ての選挙で同じ紙が使われているかどうかは私は知りませんが、かなりの占有率で同じ紙が使われていることは確かです。

あの投票用紙。何でできているかご存じですか?
実は木材パルプから作られる一般の紙とは違って、主原料がポリプロピレンなのです。その名は「ユポⓇ」(株式会社ユポ・コーポレーション製)。“合成紙”というカテゴリーの紙です。

ユポⓇの特徴は、
 ①水に強い
 ②破れにくい
 ③表面がなめらか
 ④折り曲げに対する反発が強く、折りが戻る傾向がある
 ⑤その他

「なめらか」なのは皆様も記入する際にお感じになったことがあるのではないでしょうか。「あれっ、何だこの書き味は……。なめらか~」と。

そして、ユポⓇが投票用紙に採用されている最大の理由が、「折りが戻る傾向がある」という特徴からなのです。
かつてユポⓇを使うまでは、開票作業にかなりの時間を要していました。投票箱から投票用紙を取り出し、折り畳まれた用紙を一枚一枚開く作業にかなり手間取っていたからです。
ところがユポⓇですと、一度折り畳んでもすぐに戻ってしまう。つまり折り畳んだ状態で投票しても、投票箱の上蓋を通過した途端に箱の中ですぐに用紙が開いてしまうわけです。ユポⓇのこの特徴によって、今では一枚一枚開く作業をしなくても開票作業が進められることになり、結果、開票スピードが上がり、開票時間を大幅に短縮できるようになったのです。

「え?ホント?」と思った方。
「知らなかった~」という方。
次の選挙で試してみてください。
候補者名を記入した後、折り畳んで、手を離す。

ほら、開くでしょ?!

こんなところにも紙の特徴が活きているのです。

ユポⓇは上記の①②の特徴から、選挙ポスターとしても相当量が使われているのが実状です。

政局が安定せずにしょっちゅう選挙が行われるようでは困りますが、紙屋からみると思いがけない選挙によって「選挙特需」があるというのも事実です。これも”紙屋アルアル”のひとつでしょうか……。

さてと…、
次の選挙はいつだっけかな~?

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オンデマンド印刷機をお持ちの方へ、耳より情報! 合成紙シナップス

シナップス活用事例
シナップス活用事例

オンデマンド印刷の付加価値を上げる「合成紙シナップス Synaps」(AGFA製)をご紹介いたします。 ビジネスのフィールドが広がります。 

 

是非一度お試しを!

 

 

製品の特徴(メリット)・活用シーン

 

▶特徴

  • シナップスは紙を全く使用していない100%PET(ポリエステル)ベースのレーザープリンター用合成紙です。
  • 紙ではありませんので水に濡れても大丈夫。
  • 紙に表面コーティングを行ったハイブリッドタイプの合成紙と比較して、高い引裂強度があります。
  • 加筆性も有り、鉛筆・シャープペンシル・ボールペン・マジック等で筆記することができます。シャチハタ等で印を押す事も可能です。
  • ポリエステルで出来ていますのでカードにした時にコシも有り、PETカードとして使用できます。
  • 商品の規格はXM135・230・300・450の4段階の厚さがあり、A4・A3・320x450の3サイズがあります。


▶活用シーン

  • エマージェンシーカードや社員証のように長期間使用するカード
  • 屋外に掲出するポスター
  • 水に濡れる生鮮食品売り場等のプライスカード 
  • etc

 

シナップスを活用した印刷会社様のコメント

 

実際にシナップスすを活用された印刷会社様から、活用後にコメントを頂戴しましたので、ここにご紹介いたします。

  • 会社業務:オンデマンド印刷機で名刺を作成
  • 活用実績:水に濡れる場所で業務を行っている企業の名刺用紙、並びに会員カードとして活用
  • コメント:「トナーの定着も良く、ベタ印刷も綺麗に出力できました。また、印刷後に角丸加工をすれば会員カードとして使えますし、裏面にバーコードも印刷したのですが、トナーが剥がれずに安心して使えました」

と高いご評価をいただきました。

 


商品使用時の注意点

  • 乾燥した環境ですと印刷後の静電気によりシート同士がくっついてしまったり、綺麗に重ねて積むのが難しくなったりしますので、出力後は小まめに配紙口より印刷後のシナップスを取り除き、断裁機の上に置くなど帯電している静電気が逃げるようにすると扱い易くなります。
  • 湿度が高い環境の方が静電気は抑えられますので湿度を45~60%に、室温を18~23度にして頂くのが理想です。
  • XM230までの厚さでしたら名刺断裁機でのカットも可能ですが、それ以上厚手のシナップスには適さない場合がありますので、都度お手元の名刺断裁機でテストして下さい。
  • 出力時に初期設定で印字するよりも管理者設定等で電圧を調整頂くとより良い印字結果が得られます。
  • シナップスXM135は一般的な紙折り機にて折ることができますが。厚手のXMを折るのは難しい場合があります。その場合は折り機を使い、折り目を付けることをお勧めします。必ず折りの山側が外側に来るように折ってください。折り線が交差する形での二度折りはお勧め致しません。折った後を強く押してあげることで折り目がしっかりとします。
  • シナップスXMはミシン目加工や穴あけ加工も可能ですので、2穴加工して油や水に濡れる厨房等のマニュアルにも使えます。


ご不明な点ございましたらお気軽にお問合せください。
ご質問お待ちしております。

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