パピルプラスの新商品『クリアバルキー』~嵩高微塗工マット~

印刷用紙の販売をしていく中で、身近なものなのに意外と手に入らないものがあります。

  • 新聞用紙
  • 『少年ジャンプ』や『少年マガジン』などに使われているコミック用紙
  • 教科書用紙

これら3つの印刷物は基本的には大量に高速で印刷するため、その用紙を手に入れようとすると、ロール状の用紙(イメージはトイレットペーパーの大きいもの)で何千m分も注文しないといけません。
ですので、いずれも「白紙で、平判で、500枚くらいで……」などと思って手に入れようとしても難しいものなのです。
 
そこで今回ご紹介したい商品は『クリアバルキー』。
もともと国語や理科などの教科書の本文用紙として使用されていたこの用紙が、2018年4月21日より東京洋紙協同組合のパピルプラスブランドに加わり、平判、小ロットに対応できるよう発売されることになりました。

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 仕様と特徴

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厚みは、60.0g/㎡(71μ)と70.0g/㎡(82μ)の2種類。
サイズ・流れ目は、四六判T目とA判T・Y目がラインナップされています。
 
教科書にどんな紙が使われていたかなんて、遠い昔のことなので覚えてはいませんよねぇ。
当時の感覚を思い出すと「教科書の本文用紙だからといって特に普通の用紙と変わらなかったのでは……」と思っていたら、意外や意外、かなり機能性に優れていることがわかりました。
   

①読みやすい

教科書の本文用紙ですから当たり前ですね。
色味は目が疲れにくいナチュラルな白さを採用。
また、ナチュラル色の用紙はモノクロの写真が映えます。

②丈夫
クリアバルキーは中質紙をベースにした塗工紙。
上質紙ベースの塗工紙に比べ、長い繊維を使用するため、強度のある用紙となっています。
教科書は基本的に1年間使用しますからね。丈夫でないと。

③軽くてしなやか
嵩高に仕上げているので、厚みのわりに軽く、
ページがめくりやすいしなやかな用紙になっています。

 

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 用途(書籍や雑誌以外で)

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さてさて、こんなに機能的に優れた用紙であっても、最初から「教科書の本文用紙です」と言ってしまうと、書籍や雑誌以外の他の使用方法が思いつかない……(汗)
で、勿論、そんなことはありませんし、パンフレットにも「使い方は無限大」と書かれていますので、これら機能が活かせる使用方法を私なりに考えてみました。

A)DM用紙(軽さと不透明度を活かして)
70.0g/㎡をA4サイズにすると1枚あたり約 4.5g
長3封筒(約6g)に4枚まで82円(~25g)で郵送できます。
(同じ厚みで81.4g/㎡のマット紙ではA4サイズ3枚まで)

B)包装紙(しなやかさと強度を活かして)
近頃はカラー印刷の光沢のある包装紙に73.3g/㎡や79.1g/㎡のコート紙が使用されることが多くなりました。
クリアバルキーも塗工紙なので印刷は綺麗に仕上がります。
実際に箱を包んでみたのですが、しなやかさがあるので通常のコート紙より包み易く感じました。
↓梱包素人の私でもパッと見た感じ、きれいに包めました。

 

C)約款用紙(薄さとしなやかさを活かして)
しなやかなので折りやすい。
軽量印刷用紙の代わりに利用できるのでは?
↓実際に薬箱に入っていた約款をクリアバルキーに両面コピーして折ってみました

 

 

さて、
いかがですか? クリアバルキー。
いいでしょ!

とは言え、実際に見て触ってみないとなかなか伝わりにくいかもしれません……。
是非、見本帳をご覧いただき、想像を膨らませていただければと思います。

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※新商品『クリアバルキー』はFSCⓇ森林認証紙です。
   

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