新時代の減プラ合成紙!「ストーンペーパー」のご紹介

【ストーンペーパーRPD200μ使用】

この案件は、昨年の春にシオザワのホームページをご覧になった、福岡県のデザイナーさんからストーンペーパーについてのお問い合わせをいただいたのが始まり。

 

その当時は、包装紙に使用するというお話は決まっておらず、ただストーンペーパーについての情報のみご説明させていただきました。それから数カ月が経ち、そのデザイナーさんが出張で東京まで出てこられた際にご来社いただき、その時に初めて「冷凍食品の包装紙に使ってみたい。」とのお話を熱く語っていただきました。そこから、ストーンペーパーは水や湿気に強いこと、シオザワでは印刷加工もワンストップで請けられることなど、何とか思いを形にしようと打合せしたことを覚えています。

それから半年近く月日が経ち、その後どうされているかと思っていた矢先、お電話をいただきました。「福岡で新しくオープンするキムチ専門店の冷凍キムチ用の包装紙として、ストーンペーパーを採用することが決定した」とのこと。シオザワとしてもストーンペーパーの事例が増えたことに非常に感激しました。


真空パック冷凍キムチの帯包装紙に「ストーンペーパー」が採用されました!

【八恵堂様の帯包装紙】

今回採用いただいた八恵堂様のキムチは、製法・材料にこだわりを持ち、健康志向のニーズに合った非常に美味しい高級キムチです。通常では専用の壺入りで販売されていますが、冷凍真空パックでも販売、また、お取り寄せも対応されており、ストーンペーパーはその冷凍真空パックの帯包装紙に使われています。

ストーンペーパーを採用いただいた最大のメリットは、水や湿気に強いこと。

八恵堂様のキムチは、工場で製造し、特殊な袋で真空パックしたあと冷凍保存、そして最後に冷凍の状態で包装紙を巻いて出荷しています。ここで使用する紙が普通の紙だと、真空パックの外側に発生する水滴等でふやけてしまい、破けやすくなります。その点、ストーンペーパーは水に強い特徴により、包装紙として巻いても変形することがなく、店頭販売時や通販の発送時においても、ふやけることがなくキレイなままお客様の元へ届けることができます。

今回のような、高品質で高付加価値のある商品において、商品の見た目を損なわずブランド価値の保持につながる素材として、ストーンペーパーの新しい価値を発見する良い事例となりました。

また今回採用いただいたストーンペーパーRPDは、炭酸カルシウム(石灰石)80%+高密度ポリエチレン樹脂20%でできた合成紙ですので、通常の樹脂系のシートやその他合成紙と比較して、樹脂(石油由来の原料)使用量を大きく減らした環境配慮型商品のひとつ、まさに「新時代の減プラ合成紙」です。

ストーンペーパーは、しっとりとした手触り感、印刷後の仕上りに特徴があり、高級感を醸し出せる素材であると考えます。この記事を読んでご興味を持たれた方は、是非ともシオザワまでご相談くださいませ。


(追伸)

ストーンペーパーの印刷加工サンプルを作ってみました!

ストーンペーパーのサンプルが欲しい!印刷加工についてもっと詳しく知りたい!そんな希望をお持ちの方は、株式会社シオザワまでお気軽にお声掛けください。

 

(担当:ソリューション開発部/企画開発2)