知って欲しい! 「東京の木の紙」でSDGsを実現しよう<第1弾>

近年、私たちの暮らしの中で、環境問題に関しての話題を耳にすることが多くなったように思います。ここ最近の出来事ですと、ビニール袋の有料化などがあげられますね。
地球温暖化や自然災害に対して、企業、そして私たち消費者が一丸となって、ひとりひとり問題意識をもって解決に向かわなければならない時代となりました。

2015年には、国際社会全体で取り組む「SDGs(持続可能な開発目標)」が国連サミットにて採択されました。
↓(SDGsについての外務省のHPです。具体的な目標などはこちらをご覧ください。)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html

そのSDGsに関連して、シオザワとして取り組んでいる活動があります。

『東京の木の紙』の拡販!

「ん? 東京の木の紙って何だ?」と思われる方が多いことと思います。
実は、東京都から出る間伐材を原材料とした「紙」があるのです。
それが『東京の木の紙』。
東京の間伐材25%、古紙パルプ75%で作られています。
<間伐材:森林の成長過程で密集化する立木を間引きしますが、この際に発生する木材のこと>

「そもそも東京に森林なんてあるの? 森林伐採って環境に良くないよね……」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、

今回は、「東京は森林が少ない+森林伐採は悪影響」というイメージから視点を変えていただくべく、「東京×SDGs」をキーワードに『東京の木の紙』を詳しくご紹介していきます!(今回はその第一弾)
  

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東京の木の紙ってどんな紙?
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そもそも「東京の木の紙」とは、いったいどんな紙なのでしょうか。
その見た目がこちら↓  

 

茶色味がかった色合いで、木の繊維が練りこまれています。
手触りとしては、片面がツルツル、もう片面が少しザラザラしていて程よい触り心地です。
オフセット印刷はもちろん、オンデマンドでの印刷も可能で、特徴のある封筒や、特別な名刺を作りたいと考えている方には最適な紙です。
サイズはこちら↓ 3種類を取り揃えています。

80g/ ㎡(47.5 ㎏) キク判 Y 目 200 枚包装
130g/ ㎡(77.5 ㎏) キク判 Y 目 100 枚包装
155g/ ㎡(92.5 ㎏) キク判 Y 目 100 枚包装

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東京の木の紙の特徴は?
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見た目や、触り心地、の他にぜひ知っていただきたい一番の特徴があるのです。
それは、その名の通り、東京都多摩地区の森林で間伐された木が原料だということ。

日本は、国土の約7割を森林が占めています。しかし、日本の使用木材は、約8割を輸入に頼っているという現状があり、これだけたくさんの自然を抱えながらも放置されている部分が多いのです。手入れされない木々が増えていけば、日光が遮断され、土に栄養が回らなくなり、最終的に森全体が痩せて枯れていきます。
そこで、森林を絶やさないようにするために、「間引く」(=間伐)という作業が必要になるのです。

 

木々を間引くことによって、森全体に栄養がいきわたり豊かな森林を育てることができます。さらに、密集した木々を管理することで、土砂災害等の対策にもなります。
こうして間引かれた木々こそが間伐材として「東京の木の紙」に生まれ変わるのです。

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まだまだある!エコロジーな取り組み
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森林を豊かにするために間伐された木、そこから生まれた「東京の木の紙」。
実はこの紙は、“間伐材使用”のほかに、製造工程にも”環境への配慮“がなされているんです。

一般的に、紙製造のパルプ化の工程では、「リグニン(=紙にとって有害な成分)」を除去するのですが、その成分を取り除くのに通常は化学薬品を使用しています。
ですが、この「東京の木の紙」は、無薬品、無加熱という、和紙と同じ製造法で作られていて、原料から商品になる一連の流れが通常よりもエコロジーなのです!


と、エコロジー宣言(?)をしたところで、今回はここまで。

今回は「東京の木の紙」の原料や製造工程などSDGsとの関わりを書いてきましたが、魅力は伝わりましたでしょうか…?

次回は、具体的にこの紙がどのように使われているのか、シオザワで作っている商品の紹介、そして「緑の募金」という環境保護に関しての募金活動と「東京の木の紙」との関係性について詳しくお伝えしていきます。
是非、次回も当サイトにお立ち寄りください!