オンデマンド印刷機で「働き方改革」に挑戦! 耐水紙の紹介


2019年4月1日より、働き方改革関連法案の一部が施行され、「働き方改革」が企業の大きな課題となっています。少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少や働き方の多様化により、短時間で成果を上げることが求められています。

今回はオンデマンド用紙で「働き方改革」に貢献出来ればと思い、「時短」をキーワードに商品を紹介したいと思います。

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耐水紙の紹介
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今回ご紹介するのはオンデマンド用紙でパウチ加工の代替品となる耐水紙各種です。
以前にこのサイトでもいくつかの商品をご紹介しましたが、紙にフィルムをサンドした物やペット素材の物など様々あります。
いずれもオンデマンド機で出力して、すぐに使えるので、店舗のPOPやプライスカードをこれら耐水紙に切り替えることにより、その分浮いたパウチ加工の作業時間を接客業務にまわすという「時短」が実現可能です。
実際に耐水紙を導入する小売の企業もこのところ増えています。

今回は、各商品の耐水性の検証を含めて、用途に合わせた「耐水紙」をご紹介致します。
下に掲載した表は耐水紙の各種商品になります。

 

一言で耐水紙と言っても素材や構造は様々で、分類しますと、


▶ペット素材:①シナップスXM、②ユポYPI、③レーザーピーチ

▶紙+ポリオレフィン系:④エコクリスタル、⑤ラミフリー、⑥オーパーMDP
▶紙ベース:⑦OKレインガード、⑧ポエム

上記以外にも、今回検証はしませんでしたが石灰石をベースにしたストーンペーパーLIMEX等もあります。いずれもオンデマンドでの印刷にはコツがありますので、ご利用の際は弊社までお問い合わせください。

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耐水性の検証
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今回は①~⑧までの商品以外に、比較としてキャストコート紙の両面クロームカラーも耐水テストを行いました。

 

テスト方法は該当用紙を水の中に1ヶ月ドブ漬けし、耐水性や乾いた後の状態を検証しました。

 

検証の結果、全ての用紙でカット面から「水がしみこむ」現象は無く、しっかり耐水していました。
乾いた状態がこちらです。

  

 

ペット素材は紙が波打つことはありませんでしたが、やはりフィルムが薄い⑥オーパーMDPや紙ベースの⑦OKレインガード、⑧ポエム及びキャストコート紙は水分が乾いた後、用紙に波打ちが出てしまいました。これらの商品は、屋外で掲出する場合は使用が難しいかも知れませんね。(テスト環境により耐水結果は異なりますので”参考程度”とお考えください)

以上の結果より、


 ・屋外に長期掲出なら、①シナップスXM、②ユポYPI、③レーザーピーチ。
 ・屋外に短期掲出なら、④エコクリスタル、⑤ラミフリー。
 ・室内で短期掲出(撥水)用途なら、⑥オーパーMDP、⑦OKレインガード、⑧ポエム

 

が良いかと思います。

「毎日当たり前のように行っているパウチ加工の時間が、実は数字でみるとかなり業務全体を圧迫している」とお悩みの方、この機会に「時短」として耐水紙の導入を是非検討してみてはいかがでしょうか。

 


次回は、今回ご紹介出来なかったストーンペーパーLIMEXの記事もご案内予定です。
オンデマンド印刷機をもっと活用したい、そんなお考えをお持ちのお客様はオンデマンド商品を多数取り扱っております㈱シオザワまでお声かかけください。