少し時間が経ってしまいましたが…、昨年11月に千葉県松戸市で開催された「千葉県教育研究会造形教育部会研究大会」に参加してきましたので、今回はその時の様子をレポートしたいと思います。この大会は、千葉県の小中学校の図工美術の先生方が集まって、公開授業をしたり授業内容や進め方の研究をすることを目的として年に2回開催されているものです。私どもシオザワは、「参加」と言っても「見てきた」というゲストの立場ではなく、関連企業の1社として製品紹介コーナーに「出展」しているのです!
研究大会の概要は以下のとおりです。
今大会では、午前中に小学校で6コマ、中学校で4コマの公開授業が行われ(生徒が関わるのはここだけ)、その後にそれぞれの教室に分かれて先生同士で意見交換会がありました。
午後は、研究部会に所属している先生がいくつかの教室に分かれて授業提案をし、それについてアドバイザーとして参加している千葉大の先生や指導主事からアドバイスがあり、今後の授業につなげるための会議が行われました。
【生徒たちは多くの先生に囲まれ緊張しながらも、いきいきと授業を受けていました】
ご協力いただいた4社の当社ブース内での模様をご紹介します。
各社の皆様、ご協力いただきまして、ありがとうございました!
各社のプリンターに関して、担当窓口をご紹介することもできますので、宜しければお問い合わせください。
◀リコージャパン株式会社様
ハイブリッド印刷(デジタル × オフセット)のワークフローの紹介、並びに合本サンプルの展示・配布
当社は、昨年に続き「page2017」(2017年2月8~10日/池袋サンシャインシティコンベンションセンター)に出展しました。
今回も、デジタル印刷機関連企業4社(キャノンマーケティングジャパン株式会社様、コダック合同会社様、コニカミノルタビジネスソリューションズ株式会社様、リコージャパン株式会社様)とのコラボレーションが実現し、双方の立場からオンデマンド印刷市場の活性化を図って展示を行いました。
当社展示スペースでは、
▶オフセットおよびオンデマンド、双方の印刷に対応した用紙「ハイブリット・ペーパー(シオザワ・セレクション・ペーパー)」の紹介、並びにサンプルの配布。
▶日本初、HP社Indigo機向けの公認トリートメントセンター開設のお知らせ。
▶インスタントレタリングシートを活用したサンプルの展示。
▶紙の相談室の設置。
ご来場のお客様の関心事も様々で、それぞれに積極的な情報交換が実現できたと感じております。
ご来場いただきました皆様、ありがとうございました!
今後もオンデマンド印刷市場に対して、機器と紙の関連情報を集約して、有用な情報にして発信していきたいと考えております。
オンデマンド印刷用紙について、お困りのことがございましたらお気軽にお問い合わせください。
当社は、2016年4月より国内で初めて且つ唯一となるHP社公認の「HP Indigo用紙トリートメントセンター」を開設しています。紙商社ならではの「豊富な用紙在庫」という特徴を活かし、用紙やカードボード紙など幅広い汎用紙へ、HP社の技術指導に則したプライマー処理サービスを行っています。
▶紙のトリートメントって何?
「髪のトリートメント」なら知っているけど、「紙のトリートメント」って何?
用紙にプライマー(溶剤)処理を施すことで、Indigo(デジタル印刷機)で刷る際のインキの転写と定着が促進されます。さまざまなメディアの表面をプライマー処理することで用紙の多様性を広げ、性能を向上させることができます!
【4030プライマー処理サービスの特長】
・HP社の技術指導に則したプライミングを行います。
・紙の調達、プライミング、寸法仕上げ、発送までトータルで対応いたします。
・紙をご支給いただければ、プライミングのみにも対応いたします。
・インキの定着性がアップすることで用紙の選択の幅が広がります。
当社は紙の商社として、プライマー処理サービスのみならず、コーティングを施した「HP Indigo用紙」の販売を展開し、利用可能な用紙の選択肢の拡充を図ることで、アジア太平洋地域および日本のブランドや企業のデジタル印刷への移行と活用を支援して参ります。
お気軽にお問い合わせください!
▶オンデマンド印刷の新たな可能性①
ハイブリッド印刷以外にはRICOH Pro C7100Sにてノーカーボン紙の印刷デモも行っていました。ノーカーボン紙は中用紙ですと通常は番手N50の厚さが限界なのですが、今回のオンデマンド印刷ではN40でミシン加工されたノーカーボン紙を連続で印刷していました。これは、RICOH Pro C7100Sが持つ用紙給紙時の左右からのエアアシスト給紙(エアピック式A3LCT
RT5100)によるさばき効果に加え、新たに用紙上面をエアで1枚ずつ吸着することで用紙搬送がよりスムーズに行えるようになった結果だそうです。重送(多枚送り)や不給紙の発生を低減し、優れた用紙搬送を実現するとの説明でした。中用紙は通常の給紙ローラーで給紙すると紙にローラー跡がついてしまうのですが、エアで給紙するのでローラー跡も無く非常にきれいな仕上がりでした。もちろんオンデマンドプリンター自体のスペック以外にも紙の目方向もカール現象などで作業効率に関係してくるので、紙屋としてはこのあたりも今後さらに紙の知識を増やしていきたいと感じました。
▶オンデマンド印刷のあらたな可能性②
RICOH Pro C7100SではCMYKの4色以外にオプションで1色分追加ができます。ホワイトトナーとクリアトナー、ネオンイエロートナーの各色が使用できるようになっています。今回初めてネオンイエローのトナー出力サンプルを見ることができました。ホワイトやクリア同様ネオンイエローも黒系の用紙に映えるトナーですので、これらのトナーを活用できる用紙の提案も今後行っていきたいと思いました。
▶まとめ
ネット通販市場の拡大やユーザーニーズの多様化など、市場に存在するブランドの数は20年前の倍に増加しています。その一方で、縮小傾向にある日本の人口は2050年に1億人を下回ると予測されています。商品の多様化と縮小が進む市場においてのマーケティングコミュニケーションは顧客セグメントに対応したパーソナルな「自分事化」された情報提供へと移行していくと言われています。IoTによるデジタル革命で今後更にパーソナル且つデジタルな情報は増えていくことが予想されます。今回の「ハイブリッド印刷体感フェア」で紹介されたようなパーソナルな印刷物はまさに今後広がりを見せていくと思われます。その中で紙のもつ視覚的効果をオンデマンド印刷とうまく組み合わせることで、より差別化できるのではないかと思います。デジタルな情報が増えるからこそアナログな紙の良さが見直されています。今後も紙とオンデマンド印刷の相乗的な関係を築くために勉強を続けていきたいと思います。
オンデマンド印刷の活用に関して理解を深めるべく、2016年12月5日に株式会社大塚商会様主催の「ハイブリッド印刷体感フェア」を見学に行きました。(in 東京都北区 リョービMHIグラフィックテクノロジー東京支社)
本日はその模様をレポートいたします。
大塚商会様では主にリコージャパン株式会社のオンデマンド印刷機の販売に力を入れており、今回のフェアでは、①オフセット印刷機、②オンデマンド印刷機の展示、並びに同機を使ってハイブリッド印刷した印刷物の紹介を行っていました。
▶ハイブリッド印刷とは?
「ハイブリッド印刷」とはリコージャパン(株)が近年積極的に提案している印刷方式のことをいいます。(『IGAS2015』や『page2016』の展示会では、当社も紙のサプライヤーとして協力させていただきました!)
【従来型】 「オフセット印刷 VS デジタル印刷」という構図
【進化型】 「ショートランに対応したLED-UVオフセット印刷機」と
「可変印刷に対応したオンデマンド印刷機」がコンビネーションすることでより
高付加価値な印刷を提案できるという考え方。(=ハイブリッド印刷)
今回のフェアでは、注文住宅を販売する会社(仮想)をモデルケースにして、ターゲットの新規顧客のセグメントに合わせて表紙はオンデマンド印刷機で顧客名等をバリアブルに印刷し、本文(不変内容)はLED-UVオフセット印刷機で印刷をし、合わせて一つのカタログに仕上げたという内容でした。
▶ハイブリッド印刷体感フェアのワークフローに関して
2月3日って何の日?
そう訊けば大人から子供まで、まず間違いなく「節分!」とか「豆まきの日!」と答えますよね。
それが当社の社員に限っては、「えーっと、ふみの日でしょ…」と答えます。(のはず……)
実は……
当社では、紙に携わる企業の一員として、紙のすばらしさを手紙を通じて伝えていきたいとの想いから、毎年2月3日を「シオザワふみ(2、3)の日」と内規し、日頃お世話になっている取引先の皆様に対し、感謝の気持ちを手紙にしたためる活動をおこなっています。
社会全体が急速にデジタル化している中にあって、紙のもつ役割とすばらしさを私ども紙の流通商社が見直しそれを伝えていく。そして、そのことを通じて、お取引先の皆様との“こころ”の通った関係を維持し続けていくことを趣旨として、この活動をシオザワの文化として築いていきたいと考えています。
”ふみの日”に手紙を出すに当たって、ちょっとした社内のルールがあります。
・「手紙のマナー」に則って書くこと。(全文、主文、末文を意識して書くなど)
・封筒や便箋にこだわりをもつこと(換言すると、普段使っている社用封筒やレポート用箋などは使わないこと)
・2月3日に先方様に届くように投函すること。
社用封筒を使わずに出すものですから、手紙を宛てたお客様からは、「会社を辞めるのか?!って、びっくりしたよ」とのお声を後になって頂戴することもあります。。。(←実は、コレ、すごく多いです。笑)
紙屋らしく、ちょっと変わった紙を便箋として使う人も多いですね。
例えば、東京都内で出た間伐材から作った『東京の木の紙』を使ってみたり、石から作った『ストーン紙』を使ってみたり。はたまた「紙屋ならでは」になりますが、諸事情で販売しなくなった在庫紙を使ってみたりと……(イイ意味で再利用ですね)。
みなさまもいかがですか?
――手紙をしたためる
こだわった紙に、こだわりのペンで。
言いたいことは文字で伝わりますが、”想い”は紙にもペンにも乗るものです。
受け取った方は、「ふみ」を通してあなたの”想い”を感じるのです。
====はみだし情報====
当社でご用意できます。
▶東京の木の紙: 東京都内の間伐材を素材として作った紙。独特の風合いをもつ。
「地産地消型ペーパー」という新ジャンルの紙。
東京都で開かれた国民体育大会の賞状用紙としても使用された。
▶ストーン紙: 石を素材として作った紙。耐水性があり破れにくい。
手提げ袋、地図など用途多数あり。
▶あなたのお気に入りの紙: あります!
オンデマンド印刷に係わっている方々にお集まりいただいて「オンデマンド印刷機の活用に関する座談会」を開催しました。
業務を行っている人ならではの裏話や”アルアル話”が飛び交いました。迫真?!のレポート最終回。是非お読みください!
【座談会概要】
・テーマ: オンデマンド印刷の活用について
・日 程: 平成28年9月13日(火)
・場 所: 株式会社シオザワ 会議室
・参加者: 計8社(スピーカー8名+各社1~2名)
オンデマンド印刷に係わっている方々にお集まりいただいて「オンデマンド印刷機の活用に関する座談会」を開催しました。
業務を行っている人ならではの裏話や”アルアル話”が飛び交いました。迫真?!のレポート第2回。是非お読みください!
【座談会概要】
・テーマ: オンデマンド印刷の活用について
・日 程: 平成28年9月13日(火)
・場 所: 株式会社シオザワ 会議室
・参加者: 計8社(スピーカー8名+各社1~2名)
オンデマンド印刷に係わっている方々にお集まりいただいて「オンデマンド印刷機の活用に関する座談会」を開催しました。
業務を行っている人ならではの裏話や”アルアル話”が飛び交いました。迫真?!のレポート全3回シリーズ。是非お読みください!
【座談会概要】
・テーマ: オンデマンド印刷の活用について
・日 程: 平成28年9月13日(火)
・場 所: 株式会社シオザワ 会議室
・参加者: 計8社
(スピーカー8名+各社1~2名)