付箋 -起源と種類をまるっと紹介-

 

ぴたっと貼れて、剥がせて、書ける付箋。
仕事や勉強で皆さんもお世話になりますよね?
私もよくお世話になっています。
お世話になりすぎてパソコン周りが付箋だらけです(笑)
そんな付箋ですが、普通の付箋からロールタイプの付箋まで色々な種類がありますね。

でもふと思ったのです。
これだけお世話になっているのに付箋の成り立ちを知らないなと。
なので! 今回は付箋の起源や種類について少し書きたいと思います。

--------------------------------------
付箋の起源
--------------------------------------

付箋は1968年3M社中央研究所の研究社スペンサーシルバーが強力な接着剤を開発する途中でできた失敗作から発明されたものでした。
シルバーの作った接着剤は、粘着力はあるがすぐ剥がれてしまうという接着剤としては失敗作だったのです。
しかしシルバーはすぐに破棄しようとせずその接着剤の可能性を探し始めました。
当初はなかなか使い道が見つからず、社内のあらゆる人たちに試供品を配りアイデアがないか訪ね周りました。
すると同じ研究員のアート・フライから賛美歌の栞として使えるのではと提案があったのです。
聖歌隊のメンバーであったフライは賛美歌特集のページをめくった時、挟んであった栞が落ちたのを見てあの接着剤が使えるのではないかと思いついたのでした。
その後試作品が完成し、最初は販売に苦戦するも大企業の秘書課にサンプルが配布されると注文が殺到、その後試作品が繰り返し作られ、1980年に全米発売が決定されたのでした。
(参考サイト:3M|ポスト・イット® ノート|製品開発ストーリーhttps://www.mmm.co.jp/wakuwaku/story/story2-1.html

このような経過があって今の付箋があるのですね~。
ちなみに付箋を英訳したものを「ポスト・イット」と思っている方いませんか?
実は私は思っていました……(笑)
でもそれは間違っていまして、3M社さんの付箋の商品名でした。
一つ勉強になりましたね~。
  

-----------------------------------
付箋の種類
-----------------------------------

では次は日頃お世話になっている付箋にどんな種類があるのか、さらっと、ちらっと見ていきたいと思います!
 

■紙タイプ


スタンダードな紙の付箋ですね。
小さいサイズから大きなサイズ、落ち着いた色のものからビビッドな色のものまで多種多様にあります。
紙なので、鉛筆からボールペンまで幅広く筆記具に対応しており、一番使いやすいですね。

■ロールタイプ


全面にノリがついていて好みの長さでカットできる優れものです。
通常の付箋だとのりの付いてない面から取れてしまう可能性もありますが、このロールタイプの付箋なら心配ありませんね。

■フィルムタイプ


通常の付箋のように一部にノリがついているタイプのフィルム版ですね。
強度が強く破れる心配がありません。

また、面白い物もありまして、静電気で貼る付箋というのも発見しました。
ノリが付く心配がないのでパソコンやガラスなどの平滑面につけることができます。

 

 

 

 

 

 

印刷内容によってはTodoリストや、罫線が印刷されていてノートの一部が付箋になったようなものなど沢山種類があります。

素材や印刷内容で沢山種類があるので上手く使い分けしたいですね!

ただし、とても便利な付箋ですが、書籍などにしおりや目印替わりに使用する時は注意が必要です。
付箋の糊の部分が染みてしまいページの破損に繋がる場合があります。
自分の所有物ならいいかもしれませんが、図書館や知人から借りた本には使用しないのが無難ですね。


みなさんも付箋を使い分けて楽しい付箋ライフを送りましょう~!