オススメの「あぶらとり紙」 女子必見ですよ!

みなさーん!
(脂)ノってますかーーー!

男女を問わず、気候に関係なく、お肌のテカリは出るものです。そんなテカリの原因である皮脂。これを取るのによくお世話になるのが「あぶらとり紙」。

私はお化粧を直すときに必ずと言っていいほど使っています。皮脂が乗っかっていると上手く直せないんですよね。(あっ、誤解ないように申し上げておきますが、私は女子です!)
最近、手元のあぶらとり紙がなくなり、薬局で新しく買い換えたのですが、いざ化粧直しをば!と思いおニューのものを使ってみると、なんだかいつもと違う? 皮脂が取れすぎてしまって、ちょっとカサカサした仕上がりになってしまった…ということがありました。

そこで再び薬局に赴き良さそうなものを買って試してみると、すこぶる調子がいい! 使うあぶらとり紙によってこんなにも変わるのか!と感心しました。

この違いを是非とも皆様と共有したい!ということで、春夏秋冬、365日あぶらとり紙にお世話になっている私の、私による、皆様のための”おすすめのあぶらとり紙”を勝手にご紹介します!

今回は、商品名は伏せ、6つのあぶらとり紙とティッシュを実際に使ってみたその比較結果を、肌質別に「こんなタイプがオススメ!」という形で進めさせていただきます。
ちなみに実験は、母、姉、私の3人で行いました。
実は私達、このならび順で、乾燥肌、脂性肌、混合肌となんとまぁ綺麗に分かれていたんです(笑)
「紙:フィルム」の種類数はお店の品揃えの比率と同じ4:2で揃えてみました。
  

今回試した製品(いかがわしいものではありません!笑)
今回試した製品(いかがわしいものではありません!笑)

まず、薬局やコンビニなどでよく市販されているのは、大きく分けて3つの種類。紙タイプとフィルムタイプ、そしてティッシュです。
ティッシュも紙じゃん!と言いたいところですが、あぶらとり紙用に製品としてつくられているもの/そうではないもの、で分けてみました。

さぁ、ここで大きな違いとなるのが、吸収力。
吸収力の差としては
フィルム>ティッシュ>紙
だと思います。

フィルムタイプはプラスチックを原料とし、最近では皮脂だけでなく汗もグングン吸収してしまうほど吸収力のあるものも出ているようです。

ティッシュは今回、デリケートなお肌に優しい保湿ティッシュで実験してみました。
皮脂をオフしたあとそのまま鼻もかめちゃうのが良いところですよね! ――あれ?……ズボラがバレてしまうので大人しくします……。

そしてスタンダードな紙タイプ。この紙タイプの中にも種類があるんです。そこにはあぶらとり紙の歴史(ルーツ)が関わっていたなんて…、今回初めて知りました。それは後ほどご紹介します。

  

■「肌質別おすすめのあぶらとり紙」発表!

お待たせいたしました、それでは発表いたします!
私的、肌質別おすすめのあぶらとり紙の選び方!

▶脂性肌の方
 この方はやはり、フィルムタイプがオススメだと思います!
表面の皮脂を取っただけではすぐに化粧がよれてしまいますし、しっかり取れた!と思っても意外に取れていません。グングン吸収出来るフィルムタイプで拭き取った方が肌の表面はちょうど良い感じになっているのかな、という印象でした。ただ、皮脂の取り過ぎは禁物なので、使うのは一枚までに留めておいた方が良いと思います。

▶乾燥肌の方
 このタイプの方は基本的に皮脂は少なめなので、あぶらとり紙は必要ないように思います。ただ、化粧を直す前にはおでこや鼻の辺りはやはり気になるもの。そんな時は紙タイプのもので目に見えるテカリだけをさっと抑えるくらいで十分です。拭き取った紙を見てもあまり取れていないように見えますが、直接指で触ってみると、ちょうどよくサラッとしているのです。

▶混合肌
 私もこのタイプなのですが、口周りや目元は乾燥しているのに、鼻やおでこは結構テカっている…そんな面倒な肌質のあなたは、紙タイプ。乾燥肌と拭き取る場所は大体同じですが、皮脂の量は意外に多い。ですが、乾燥性のあるお肌にフィルムタイプのあぶらとり紙はちょっと刺激が強い…紙タイプで皮脂の上から押し当てて拭き取るくらいが調度良いなと感じました。

以上、発表を終わります!

ティッシュは残念ながら”おすすめ”としてはピックアップされませんでした。
というのも、吸収力はたしかに良いのですが、一緒にお化粧も取れてしまうため、お化粧直しにはあまり向いていないと感じました。
汗もふきふき、しっかり脂分を取りたい方にはピッタリなのではないでしょうか!
   

■あぶらとり紙のルーツ「箔打紙」 

最後に、紙タイプの中にも種類があると言いましたが、その中でも乾燥肌、混合肌の方に是非使っていただきたい種類をひとつご紹介したいと思います。

それが、箔打紙の製法で作られているタイプのあぶらとり紙です。
少し歴史に触れますが、あぶらとり紙の始まりは、金箔を作る際に使われていた和紙、「箔打紙」がルーツになっています。

金箔は、金塊を和紙にはさみ繰り返し叩くことによって作られています。
その製造時に使われていた和紙ですが、通常の和紙の強度では何度も繰り返し叩く作業には到底耐えられません。
そこで、金箔を作るための専用の和紙が開発されました。それが箔打紙です。

元々強度の高い箔打紙が、職人によって何度も叩かれることによって繊維の密度が増し、毛細管現象により吸収力も上がります。それが不要のものとしてお茶屋の芸妓さんや舞妓さんに配られると、たちまち化粧直しの道具として重宝されるようになりました。
これがあぶらとり紙の始まりとされています。

この昔ながらの箔打紙の製法でつくられたあぶらとり紙が、私は一番良いと思うのです。
テカリはしっかり抑えられますが、皮脂が取れすぎず肌のコンディションを一番自然な状態に出来ます。これに出会ってしまったら、もう後戻り出来ません…!

以上が私の”おすすめのあぶらとり紙”のご紹介でした。
みなさんも、お気に入りのあぶらとり紙を見つけてみてください!